2014-10-30


富樫さんの手はすごかった!
原毛がするすると手の中で糸へと変わり、
所作も美しく無駄のない動きにたたただ感動。
お越しいただいた皆さんと今日はスピンドル祭りになりました。
実際は、なかなかの根気が必要とされるもの。

うまくいかない時もあるし、(糸が切れたり、)

いろいろあるけれども、でも続けていくことが大事。
(原毛を継ぎ足していかなければ糸にならない、)

で、うまくいった!と思った瞬間、駄目になる。
(いいぞと調子にのると、ぷつんと糸が切れたりする。)

駄目だと思ったらそれまで。結局は、やるか、やらないか、自分で決めること。
(途中で切れても、原毛を足して何度でもやり直せる。望む限り道はある。)

きれいに、上手に、誰かに基準を置いたやり方から面白いことは生まれない。
時にはみ出すことも重要。
(太いところ、細いところがあるからこそ、手紡ぎならではの味がある。)

などという、人生哲学も紡ぎました。
ホームスパンの作業の、ほんの一部に触れて、
羊から、富樫さんから沢山のことを教えてもらいました。
あっという間に一日は過ぎ、富樫さんは盛岡に戻られてしまいましたが、
スピンドルというバトンを受け継ぎ、
期間中は紡ぎに励みたいと思います。
一見ふわっとしているようで、実は奥深いひと休みコーナーです。