2011-05-11

青森市内を拠点に、裂織作家として活動する村上あさ子さんの作品展を開催します。

着古した着物を紐状に裂いて緯糸として折り込み、
新たな布へと再生する「裂織」の技法。
津軽地方ではサクリと呼ばれ、日常布として、
漁師たちの仕事着として、長い間親しまれてきました。

村上さんの手から生み出される裂織は、再生すること(リサイクル)を超え、リファインすることに向けられたものづくりだと思います。
感情を喚起させられるような緻密な色の重なりは、心の隙間にあるほんの小さなことでさえも映し出す、何色ともいえない感情の色。

ちょうどこの時期、青森で花を咲かせるりんごの花のように、
白くふわりと柔らかい定番の裂織作品から、
初夏に相応しいマドラスチェックの裂織まで幅広く取り揃えます。


りんごの木の下で
村上あさ子 津軽裂織作品展

2011年5月19日(木)- 6月12日(日)
11:00-18:00 月曜休


先ほど判明したこと。
村上さんの誕生日は作品展の初日・5月19日でした。
何にも知らずに、この日はいかがですか?とお話をさせて頂いてました。
不思議なことは普通に起こる。