2018-01-24

思った以上に降りました、積もりました、雪。

そんな中でしたが、昨日はラフィアの仕入れに、
佐原の石井さんを訪ねました。
いつもは、実家から車で向かうのですが、
今回は電車を乗り継ぎ行きました。
本とか編み物道具とか鞄に詰めて行ったのですが、
外の雪景色に見惚れて、結局読まず、編まず、ずっと外を見ていました。
周りもそんな人が多かったです。

止まったある駅で、ぼんやり外を見ていたら、
おそらく出張なのかしらと思われるお父様が、
手袋を外して、ベンチに積もった雪を手に持っています。
右を見て、左を見て、今、誰もホームにいないことを確認しています。
私はそれを真後ろから電車の窓越しに見ています、見てしまっています。
そして、雪を丸めて、突然、ぽーんと遠くに投げたのですね、2回。
なぜか、わっ!と嬉しくなりました。
そして、手をはらって、何事もなかったかのように颯爽と立ち去りました。
自然の前では素直さが表れます。
またしても、ひとりドキュメント72時間の始まりです。

ダイヤも乱れていて、ひと駅進んでは止まる、の繰り返しでしたが、
それもなんだか心地よく、まったく知らない人同士が隣合っているのに、
不思議と親近感が湧いて来ました。
でもそれは、雪にうきうきしている私だけかもしれません。
佐原駅のホームには、佐原張子のうさぎがお出迎え。
以前、工房にお邪魔したことがあるのですが、
張子職人の鎌田さん、優しい温かい方でした。
帰る頃には随分と溶けていました。
善い人にしか会わなかったです。
また佐原を好きになって帰って来ました。
佐原駅向かって右側です。
何故かちょっと青森駅を思い出しました。
と、雪に、いつもと違う景色に、うっとりした一日でしたが、
肝心の石井さんにも会うことができ、ラフィアを選ばせていただきました。
初めてラフィアを手にした時の気持ちがまた蘇ります。
店頭には今週末頃に並ぶ予定です。
どれもこれも、ほんとうにきれいな色をしています。
お越しの際はぜひご覧ください。