2016-08-09

町田パリオでの布博、終了しました。
足を止めてくださいました皆様、手紙社の皆様、
ありがとうございました。
三日間の開催、イベントの営業時間も夕方過ぎまでということで、
お客様もゆっくり時間を過ごす感じの方が多かった気がします。

店頭では小分けしたいろいろなラフィアを量り売りしていますが、
イベント先だとそういったことがどうしても難しく、
「ラフィアの扱い方レシピ」と刺しゅう針とラフィアをセットにして
ご紹介していました。今回はラフィアだけのセットを作りました。

石井さんのラフィアは、ホントにどれも美しい色で、
こうして、花束のようにくるりとずらりと、
組み合わせを考えながら包む作業は、
やめられない、とまらない、終わりもない。そんなまま時計が進みました。
まず一つの色を手に取り、それと仲良くなれそうな色を手に選ぶ。
そこにたまたま通りかかった、なんの事情も知らないような色(人)を
仲間に加えますと、色彩の関係が響きあい、ドラマが始まります。
そんな瞬間は頭の中で小田和正だったり、サザンだったり、
ゴダイゴだったり、遠くからBGMが段々大きく聴こえてくるのでした。
日常を揺さぶる登場人物は、こんな風にたまたま通りかかった人だったり、
落とし物を拾ってくれた人だったり、
道を訪ねた人だったり、待ち時間に隣に座った人だったり、
ほんのちょっとした時間の、予想だにしない入口からやってくる。
ラフィアの手芸もそんな風に入り込んでいくといいなと思います。






隣のブースのやすだ書店糸部さん。
シルクの光沢をまとった何とも言えない色が魅惑的でした。