2010-11-30

空間舎の村上始さん・あさ子さんより津軽裂織の小物が届きました。

江戸時代から今に伝わる、津軽地方の「津軽裂織」。
「さくり」とも呼ばれる「津軽裂織」は、主に仕事着や日常着として用いられていました。その為、軽く薄く仕上げることが重要となります。

青森市高田朝日山という場所に、工房兼ショップを構える「空間舎」の村上さんご夫妻。古いシルクの着物を使用して織る裂織が特徴です。
工芸館や美術館など青森の街を歩けば、きっと村上さんの作品を目にすることができるでしょう。でも、それは全てひとつひとつ違う表情を持っています。
今でこそ、再利用という言葉がありますが、当時の人々のものを大切にする気持ちが映し出された手仕事です。
古いものを、また新たに蘇らせる。
リサイクルではなく、リファインだと村上さんは言います。


今回は、ペンケース、小銭入れ、ポストカードが届きました。
届いた箱を開けたら、ふわっと春がやってきたように暖かい明るい色が目に飛び込んできました。
絵の具では表せない、言葉にも表せないような色が、裂織を見ていると浮かんできます。
品切れとなっていた「在青手帖」も入荷しました。ぜひ店頭でご覧ください。