
大分県別府より黄楊(つげ)の木彫りボタンが届きました。
 国内では、本州南部、四国、九州などの比較的温かい気候に生息する、黄楊の木。 
非常に成長が遅く、高さ1~5m、直径10cm以下のものがほとんどです。 その為、大きな黄楊の木は、現在ほとんど存在しません。 
堅く緻密で、粘り気が強く、使い込むことにより飴色に変色していきます。 
高級な将棋駒に使われたり、肌触りが良いことから、櫛やかんざし、そろばんの玉、 細かな彫刻も可能なことから、昔は義歯や入れ歯(!)に用いられたこともあるそうです。
このボタンは、大分県の「別府つげ工芸」の安藤さんに作って頂きました。
最初はブローチと考えていたのですが、見本を作って頂き、手で持った時、金具を付けてしまうと、木の風合いがなくなってしまうなあ、と急にボタンに変更に。目はもうちょっとこんなふうに、とか、こちらの要望にひとつひとつ応えて頂き、誕生したボタンです。
古布とも相性の好い木の肌目。
飾りボタンとして、巾着やポーチなどの留め部分としてもお使い頂けます。
ボタンの後ろの穴も彫って頂いた為、立体感があり、ふっくらと仕上がって、うさぎとひつじ、仲良く並んでいます。
ぜひ店頭でご覧ください。