2019-11-09


気温10度前後でひんやりとした風を感じたら、
きっとそれは、マフラー日和。
富樫さんの織物がやってくる時期には、
ちょうどそんな風が吹くといいなと思っています。


写真は富樫さんの作業場にお邪魔した時のもの。
糸の仕事はどこを切り取っても美しいこと。
織りの工程はほんとうに手の作業が多いので、
人と向き合っているぶん、糸とよく目が合います。
紡がれた糸、染め上がった糸、糸を支える糸、
織り機の上では整然と並び、一枚の布へと変化する。

冬隣の展示に向けて、富樫さんの制作も佳境のことと思います。
耳を澄ませるとカタンカタンという音が
冬の足音に変わって聴こえてくるようです。


「冬隣」富樫由紀子(ホームスパン)

2019.11.16(土)-12.1(日)
12時−18時 火曜水曜定休
https://huyutonari.tumblr.com/