kiginikki

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2013/08/19


バルト三国を旅してきたウムラウトハウスさんより、
エストニアの手芸本が届きました。
バルトの民族衣装に見られる織りベルトを再現して図案化した本。ミトン図案集など、新旧様々、各一冊ずつの貴重な本が揃っています。

中でも、60年代に発行されていた「Käsitöö」という手芸雑誌から目が離せません。「Käsitöö」とは、日本語で「手芸」という意味。
ニット、刺繍、織り、様々な手仕事が一同に紹介されています。
全てエストニア語表記ですが、図案やイラスト、ざらっとした手触りのあるページをめくる度に伝わってくるものがあります。
日本でも同時期、「手芸」という手芸雑誌がありました。手芸カード付きという、とびっきり夢のある千趣会の「DELICA」もこの時代。
共通するのは、"作品"とか"一点もの"という類ではなく、家族の為に、
身近な日常に手芸を取り入れましょう。というメッセージがあるところ。
ものづくりの真意を感じます。


エストニア 東南部に位置するセトゥ地方の伝統的な編み物を紹介する、ウルベさんの本「SETU PITS」と出会ってから、
エストニアへの興味が開かれていったように思います。
前著「SETU PITS」の内容に新たなデザインを加えた
新刊「VÄRVILINE SETO PITS」も届きました。

一言でまとめてしまえば、モチーフ編みですが、
円形に、弧を描くように、繋いでいく様子は何とも有機的。
そして、命を表す色・赤を基調に、意表を突かれる独特な配色が特徴です。
スカーフの縁取りに、ブラウスやスカートの裾にという提案の元、
編み図と実物の写真が多数掲載されており、見応えのある一冊です。