2012-10-16


19日(金)より、富樫由紀子さんによる、
ホームスパンの作品展を行います。
ホームスパンとは、家で(home)、紡ぐ(spun)
というその名の通り、手紡ぎ手織りの手法で作られる織物のことで、
100年以上も続く、岩手の伝統産業でもあります。

富樫さんの作る布は、空気を含んだふっくらとした風合いで、
端々に見られる羊毛の節がまた
織りの密度を優しく高めてくれているように思います。
原毛の繊維を崩さぬように、素材を活かした仕上がりを求める為に、
その作業のほとんどが自ずと手作業で行われています。

温かな手の中で生まれた糸が、人を温める布へと生まれ変わる。
身につけると、富樫さんの真ん中にある気持ちまでもが
伝わってきます。

期間中は、マフラー、ストール、小物類をご紹介します。
また、手紡ぎの糸の量り売りも行います。

身につける布 富樫由紀子
2012.10.19(金)- 11.4(日) 11:00-19:00
*毎月曜 及び 10/28(日)はお休みをいただきます。