2018-06-12


以前何かのインタビューで、太一さんが「ふぞろいの林檎たち」は誰もが主人公だということを仰っていました。映像ではなんとなく、仲手川家(中井貴一さん)を中心に感じていましたが、静かにこうして読んでみると全然そんなことはなく、実(みのる・慎吾ちゃん)の存在が圧倒的。慎吾ちゃん贔屓だからなのかもしれないのですが、実のうぶな生き方にぐっときてしまいました。それは映像よりも感じました。
太一さんの熱々のシナリオを布団の中で読み更けていました。ぎっくり腰は嫌ですけれど、思い返すと必要な時間だったんだと思います。それくらい林檎たちにはまりました。
どうにも動けない!という時間は、他方で豊かな時間なのかもしれないです。
布団の中と糠床は繋がっている気もします。
久々に読んだ「シャツの店」も良かった。今は「想い出づくり」を読んでいます。