2017-09-07

晴れと曇りを行ったり来たりの空模様ですが、店内には新しく伊勢木綿が届き爽やかな風が吹いています。

綿栽培で栄えた伊勢地方で織られた「伊勢木綿」。江戸時代には、絹の紬より高価だったこともあったそうです。甘撚りの単糸をゆっくりと織り上げる伝統的な製法で作られています。使う度に洗う度に糊(織る為に固めた天然の糊)が落ち、素材そのものの綿(わた)に戻ったような柔らかな風合いになっていきます。

縞柄、格子柄、その限られた経(たて)と緯(よこ)の糸の組織と色の合わせで、こんなにも表情が変わる。少しの変化に大きな可能性を感じます。作る気持ちをそっと後押ししてくれることと思います。店頭では1m以上10cm単位で販売致します。お越しの際はぜひご覧ください。