11/8(日)、9(月)のヤンマさんの受注会に続き、
11/13(金)から23(月・祝)まで、
富樫由紀子さんのホームスパンのマフラーをご紹介する、
「冬隣(ふゆどなり」を行います。
また今年もこの季節がやってきました。
展示に向けて制作の日々を重ねている盛岡の富樫さんに、
その様子を伝えていただきましょう、ということで「冬隣通信」を始めます。
店頭でご紹介する時には、もう完成形の状態で作品がやってくるわけですが、
作者にとっては、制作中に一番熱が上がっているわけで、
そんな現場も覗かせていただきたいと、
富樫さんにマイクを渡してみました。
いっそがしいはずなのに、快く引き受けてくださいました。
もうひとつ思ったのは、「織り」と「言葉」は、
密接しているような気がするからです。
実際、染色や織りをなされている方の文章や詩集には、
前々から惹かれるものがあり、読んでいると心が静まるのですよね。
なんでしょう、うまく言えませんが、同じ動作を繰り返しながら、
言ってみれば単調な糸の行き来の中で、
一段一段目の前の景色が変化していく、
一人の時間は深いところまで潜っているのだと思います。
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冬隣通信 / 富樫由紀子
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「定番のヘリンボーンHerringBoneです。
英訳の魚の骨という意味ですが、しっくりきません。
和名は杉綾です。こちらはそうだな、杉の形だなと